始まりの日 2022年3月13日(日)
朝6時にいつも通りに起きる。土日の朝しかTV開いてないこともあるので録画チェックをしてみたかった映画「ドリームを見る。いい映画だった。
子供2人と奥さんも起きてくる朝ご飯食べる これが9時半過ぎ。
エアコン工事の立ち合いで無印良品の人をダメにするソファーで休んでいた。
そろそろ来るかなぁと10時半ごろ起き上がろうとすると左足に力が入らない。ふらつく。
そして左手で握っていたスマホはむしろ手から離れなかった。持ってる感覚がなく、何より左手が広げられない。。。
中一の娘がとりあえずパパ座って動かないで声かけてくる、奥さんが119番かけているのをちょっっと遠くで聞こえる感覚。。。
ここで昔会社でくも膜下出血で倒れたが言っていたことを思い出す。
「意識を失うと一気に進行するから何か意識を気を持ち続けた方がいい」
娘と会話もしながら今日何日だっけって頭の中でずっと何か考えたりしてた。
ずっと頭の中はさっき見たドリームや学生時代から何度も見返してセリフが頭に入っている映画のシーンを思い描く。
パパ大丈夫?!という娘の声は少し遠く聞こえた。
やがて救急隊の人が来て名前や年齢も答える。搬送前に心配そうに覗き込む娘をぎゅっと抱きしめた。
小さい息子もぎゅっとしたかったが時間はなく、それに何があったか分からなかったようで、ずっとSwitchやってたw
移動時も、今玄関出た、救急車乗った、搬送先を探しているという救急隊の会話も理解しようと努めた。
同行する奥さんと手を握り「気を失わないように何か会話して」と言い、娘は留守番していることや入れ違いでエアコン業者来たこととか話したw、
やがて病院で1人になっても意識的に頭の中で再度好きな映画のシーンや九九、仕事の残件、どうやって進めようかなとかのシナリオ考えたりして意識を持ち続けた。
流れるように時期音がする筒に入れられてラジエーションハウスを思い出して「あ、CT撮影だ!」と気づいた。
やがてお医者さんが登場、今「左手を触ってるのはわかりますか?」と言われて初めて触れてたことを知るぐらい感触がなかった。動かしてみてくださいって言われたけど指先・足先がわずかに動いた程度、意図的に操れる感じは全く無い
でも左だけがおかしい、右は感覚ある、言葉は出る。やがてやってきた奥さんから「右の出血で左の感覚ないんだって」と聞く、その間の受け答えも奥さんが言うにはいつもと変わらなかったらしい。会社の連絡先を聞かれた時も上司、同僚、同期の名は普通に浮かんだ。
比較的症状はマシなのか?と思っていたらお医者さんから「そのまま入院、だけど投薬治療で十分で開頭手術の緊急性はありません」と言われる。コロナ化の影響で病室手前まで付き合ってくれた奥さんは今後は面会謝絶らしい。
そうやって初日の入院生活がスタート。この時点で14時ぐらい.
点滴と心電図血圧モニタリングいっぱい繋がれる。あと大きな注射器をセットした投薬装置も繋がれる。高血圧気味だったのでそれもあっての出血だったようで専門用語はよく分からながったが「降圧剤」をかなりの濃さとスピードで投与してるみたい。
頭からの出血なので頭を上にあげない。初日は食事もなく、水もダメと言われた。
夜の看護師さんになってようやく濯ぐぐらいはいいと言われ、口をゆすいだだけでも結構助かった
奥さんから「渡していいってお医者さんに言われた」と託された自分のスマホは普通につあっていいといわれた。唯一知ってた同僚にだけ連絡した
「え?まじ?」ええ、マジです。
管が多数繋がれて寝返りも打てない狭いベッド上で寝付けず、ちょっと暑かったのを氷枕で脇とかを冷やしながら、それでも目をつぶって先の不安を考えないよようにしてとりあえず夜が明けるのを待った、寝付けず小刻みな睡眠を繰り返した。
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