思考の浮き沈みを振り返る 2022年3月21日(月)

2022年3月22日

今日も祝日(春分の日)の為、リハビリはお休みです。

ちょっと思考の流れを振り返りたいと思います。

3月13日(日)10時半ごろ:ふらつく、立てない

「あ、やばい、とりあえず意識を保とう」→家族と会話、仕事の内容など考えを伴うこと、映画の台詞や九九など記憶を呼び起こすことを考える

→緊急搬送先の病院:流れるままにCT撮影(C Tの筒に入れられてるな?」というのが視界の情報から察する)

「あーやっぱり頭か、、、どこまで影響するんだろう」

→点滴など繋がれながら医師と会話、左の感覚ない、、、「開頭手術ほどの緊急性はありません」と言われる

え? この手の脳出血ってイコール開頭手術じゃないの?でもそこまで至ってないってことか・・・あ、少なくともお医者さんと受け答えできてる、会話とか思考は平気ってこと?」楽観度UP

→奥さんと会話:子供らはどうした?いない間困ることは?会社の連絡先は?週末の旅行行けなくなったね・・・→あ、宿のキャンセルどうする?→病室に移動しながら奥さんと会話、この間に私しか対応できないことの1つで、フリマサイトの出品をすべて一時保留にする

「お、会社関係の連絡もできてるし、旅行キャンセルとかフリマサイトとか細かいのも覚えてる!」楽観度上昇

→奥さんから自身のスマホを渡される。「お医者さんから本人に渡していい」って言われたと。

「え?使っていいの?」楽観度UP

→点滴、心電図、酸素マスク、おしっこの管を繋がれる。喉乾いたけど、水はダメ、頭も今の状態から今晩は挙げないと言われる

「あれ?でもやっぱ楽観視はできないか、左は今も動かんし、感覚鈍い」楽観度低下

昼過ぎには看護師さんもいなくなりひと段落、寝るしかないけど寝れない。会社の上司に電話

「驚いていたけど、会話はできたなぁ・・・」

そのまま今持っていた仕事を振り返る。(ワーカーホリックって言われるかもしれないけど、思考がいつも通りか確かめるには適切だった)

「あーおおよそ抜けなく思い出せる、進め方のスキップも描ける・・・抜けるの申し訳ないなぁ」

少し体が熱い、盛大に氷枕に囲まれるが心地いい、ちょっとうたた寝。

17時ごろ奥さんからのメッセージ音で起きる、メッセージをやりとりする、結構心強い。

数時間おきに目が覚める、夜に喉乾くことを伝えると湿らすのはいいと少しだけ口に含んで出す

「とりあえず指示通りの動きはできる。会話できてる。唾は飲める。本当に左だけっぽい。やることが絞られそう」

翌14日、CT検査と医師の回診、水が飲めるかのチャック

「おー、頭で描いた通りに水飲める、受け答えできる・・・でもやっぱり左はまだ感覚鈍いな、動かない」

午前に奥さんが充電ケーブル持ってきてスマホ復活。

メッセージは手で打つのは片手では難しく、音声入力か音声メモで伝えた。

会社への連絡、互いの両親への連絡、働けなくなった時の住宅ローンの心配(疾病になったら減額されるんだっけ→契約年数が古く死亡時のみ支払い不要っていう契約だった)、持ってきて欲しいものをリストアップ。

この時には会社携帯と私用PCを持ってきて欲しいとお願いしていた。

ブログまで作る気満々だったわけでなく、病室には古いTVカード式のTVぐらいしかなく、スマホの保持を続けるのは無理だったので暇つぶしにお願いした。

保険の契約を聞かれてオンライン照会だったので確認の仕方を教えた。

「この辺りも家のどこにその照会用のサイト情報の載った封筒があるかも伝えられた。最悪左が治らなくてもデスクワークなら右手でできる?」楽観度UP

この頃には全く触られている感触のなかった左手、左足は少し感覚を取り戻し、指先も少し動いていた。

ちなみにこの間に親から電話を受ける。

珍しく第一声はオトンだった。でも会話が続かないと思ったのか、大丈夫か?という問いかけに答えきる前にオカンに変わった。

大丈夫か?と聞かれたので大丈夫なところを挙げつつ左側の状況、それでも指先とかは動くと伝える。

安心したのか、その先からは小言ばかりw

「だから痩せろ言うたやろ、未だ子供も学校とかでお金も手間もかかるのに…くどくどくど」

こんな時ぐらいと思いつつ変わらんなーとちょっと安心しつつ、これ以上聞くと凹みそうだったので電話を切るw

この日の夜に子供らとビデオ通信して癒される。やっぱりちょっと凹んでたのかも。

(一応言っておくと親子仲は良好です、オカンが良好ゆえに遠慮のないおばちゃんというだけですw

15日の朝、おしっこの管以外は全て外される。

「ということは治療関係や生命モニタリングはしなくていいってこと? 峠は越えた?」

その日の午後に言語や記憶関係のリハビリ担当の人と会話、簡単な図形パターンを探し当てるテストとかをして問題ないことのお墨付きを受ける。また夕方には会社携帯とタッチペンで仕事の申し送りをつらつらと挙げてみる。。。

「あ!平気だ、抜け漏れなく挙げれてる。ホントに左だけだ」

やっぱりこの辺りがようやく深刻に考えずリハビリ頑張ろうと吹っ切れたところだと思う。

ホントに書道に遅れなく119番対応してくれた奥さんと娘に感謝です。

とりあえずこんな感じで気持ちの乱勾配があったのは最初の3日間でしたね。

Merory

Posted by t_proof_35mm